電話

私が子どもと実家に泊まる機会があって


夜、渡部さんに電話することができました。


電話する前にLINEで


「今なにしてますか」

と送るとすぐに

「ぼーとしてるよ」

と来たので

着信を入れてみました。


ほんとに夜ならいつでもいいんだ…と思いながら。


その日は、なんと、5時間くらいの長電話になりました。



昔の思い出話や近況を

のんびりたっぷり話しました。


そしてその電話の次の日は

渡部さんが仕事で私の町に来る日でした。


でも、子どもをおいて会うわけにもいかず

今回も会うことはありませんでした。


会いたい気持ちはもちろんありましたが

現実的に会うことはできないので

諦めていました。


渡部さんは、会いたがっていましたが

私にはそれが

友人としてなのか

異性としてなのか

わかりませんでした。


まさか

もう私のことを異性として見てることは

ないだろうなぁと思いました。


独身の渡部さんが

わざわざ、子持ちで既婚者の私を

そういう対象として見るわけないと思いました。


渡部さんは仕事柄、女性との出会いもたくさんあるし

背も高くて、おしゃれで、話も面白くて、かっこいいから

きっとモテると思うし。


昔仲良くしてた10歳以上年下の小娘が

どんななってるか見てみたいなぁと思ってるだけだろうと

思っていました。