泥んこ道をふたりで

そんなことあったねと笑おうよ

ふたりでおでかけ

楽しみで楽しみで、

指折り数えてこの日を待ちました。


遠出して昔の二人の思い出の場所にいくことになってました。


朝、待ち合わせ場所で

会った瞬間


「かーわーいいー!」

と渡部さんが言ったので


ふだんそんなこと言われることないので

まさか私のことだと思わなくて

「なにが?」

と聞いてしまいました。



びっくりしました。


今までのLINEや電話や

このまえ子どもと三人で会った時と違って

渡部さんが、なんか甘い!!!

なにこれ、友だちとして遊びに行く感じじゃないの!?


なんか渡部さんが違うーーー!



目的地に着くまで

渡部さんの車に乗って移動中も

「デートなんて何年ぶりだろう」

とか言うから


え!?デートなの!?

大丈夫なの?私、既婚者だけど!?

と内心焦りました。

私は、

これはデートじゃない

友だち同士で遊びに行くだけ

と自分に言い聞かせていたので。。


でも

何年かぶりのデートを私としてくれたのは

ほんとに嬉しくて

渡部さんのことを

ずっと思い続けててよかったと思いました。


仕事が忙しくて

休みなんてほとんどないって言ってたのに

貴重な1日を私のために時間つくってくれて

ほんとに嬉しかったです。


海が見えてきて

海だーーー!とはしゃいで助手席から身をのりだすと

なんと!

渡部さんが!

私の手をぎゅっと握りました…

「今日はデートだから手をつなぐって決めて来た!」

と言って。


なにその発言。

反則です…。

幸せすぎて

嬉しすぎて

倒れそうでした。


昔、付き合ってた?ときも

外では全然手をつないだりしたことなかったのに

その日は車を降りてからも

手をつないで歩きました。


今日の渡部さん、なんか違う…

積極的だし甘すぎる…

今までそんな雰囲気全然出さなかったのに…


渡部さんが私に会いたがってたのって

私が思ってた友人としてとかじゃなかったのかも。。


ランチしたあと

思い出の場所にいきました。


小さな島で

まわりが海に囲まれてて

島の裏側の海岸には

誰もいなくて

ひろーい海が一望できて

二人で日陰に手をつないで座って

風が気持ちよくて

渡部さんに抱き寄せられて…



なつかしい渡部さんのにおいがしました。

タバコとガムと

柑橘系かハーブ?みたいな…


渡部さんのキス


変わってないね。なつかしい。



大好きです。今も。


でも、だめだよ


昔とは違うんです。

私、結婚して子どももいます。


「そんな悲しそうな顔しないで」


と言われてしまいました。



どんな顔をしたらいいか

わかりませんでした。


ぎゅーっと抱きしめてくれて

キスもしてくれて

「手をつないで歩いてる時から

こんななってた(笑)」

と渡部さんの体の一部を触らせられました。(服の上からです!)

どこを触らせられたかはご想像におまかせします。



私も笑ってごまかして

渡部さんが私の服の中に手を入れようとするのを

必死に拒んで

二人でふざけあってました。



なんか、文字で書くと

渡部さん変態みたいですが

渡部さんは、いたって真面目に

「むっつりスケベなこと考えてるより

こんなことなってます!って堂々と言われたほうが

いさぎよくてかっこいいでしょ!」

とか言ってました。


渡部さんは話が面白いので

冗談で言ってるのか本気で言ってるのか

いつもわかりません。。


まさか

こんな、積極的にくると思ってなくて

心の準備できてなくて

嬉しいけど

複雑な気持ちでした。


こんな感じで

一線は越えてないですが

私が思ってたのとは違って

渡部さんは私のこと

友人として見ていたわけじゃなかったみたいで

まるで昔の私たちに

戻ったように感じました。


でも現実的に

昔とは全く状況が違います。


私が結婚してて

子どももいることを

渡部さんが

どう思ってるのか

全然わかりません。



私はこれから

渡部さんにとって

どういう存在になっていくんだろう…


束縛を嫌い

自由でいたい渡部さん

私のこと

どう思ってるんですか?


この日

渡部さんに言われて

とても気になった一言があります。


昔よく二人で出かけたりしてたのがなつかしいね。

二人とも若かったよね。

短期間だったけど、いろんなとこ行ったよね。

という話をしてるなかで、

「でも、昔より今のほうがいいよ」

と言われました。


私は昔に戻りたいと思っていたので

今のほうがいい、と渡部さんが考えてることが

不思議でした。


渡部さんが

どういう意味でそう言ったのか

聞けませんでした。