突然のLINE

渡部さんのことを

思い出すようになったからといって

連絡を取ろうとは思いませんでした。


もう会うのはやめましょうと

一方的に言ったのは私だし

さっさと別の人と結婚したのも私だし

連絡をするなんて勝手すぎるから。


それに、既婚者で子どももいるのに

そんなことできません。


過去の思い出を

毎日思い返して

あの頃は楽しかったなぁ

今頃なにしてるのかなぁ

と考えていました。


この先の人生、

もう渡部さんとは二度と会うこともなく

連絡を取り合うこともないと思っていました。




だから

まさか渡部さんから連絡がくるなんて

思ってもいませんでした。


ある日突然

渡部さんからLINEがきました。


そこには

会社を辞めて

地元に帰って起業すること

私の住んでいる県に来ることもあるから

そのときは食事でも

という内容が書いてありました。


(渡部さんの地元は私の住んでいるところの隣県)


どうして

今頃連絡をくれたのか

私が結婚して子どももいること

知ってるのか

全然わからず


とりあえず

起業おめでとうございます、と

(長年の夢だったの知ってたので)


結婚して、子どももいること

を返信しました。


渡部さんは、知らなかったようで

私が結婚して子どももいることに

すごく驚いていました。


私も

これ以上近づいてはだめだと思い

それきり連絡はしませんでした。