泥んこ道をふたりで

そんなことあったねと笑おうよ

手を繋いだこと。

もう1ヶ月以上前になるけど


前回の逢瀬で

渡部さんと久しぶりに

手を繋いで歩いた。


それが嬉しくて

今も、嬉しいのです。



並んで歩くことは

今まで何度もあったけど


手を繋いで歩くことは

めったになかった。


それなのに この前は

渡部さんのほうから

自然に手を繋いでくれました。


恋人繋ぎじゃなくて

親子で繋ぐような繋ぎ方でした。


それもまた渡部さんらしいというか。


それがまた何とも言えず嬉しかった。



好きな人と手を繋ぐこと


私、キスやハグより

ずっと好きかもしれません。


だから 

渡部さんが手を繋いでくれたとき

本当に嬉しくて

そして

すごく照れた。

まるで初めて好きな子と手を繋いだときみたいに。


そして

感激のあまり

胸がじーーーんとした。


あの時

私が着てたカーディガンの袖が

手のひらまで被ってたから

手を繋ぎにくかったよね。


だから渡部さん

私の袖を少し上げて

繋ぎ直したよね。


そんな、どうでもいいことまで

覚えてるよー。


だって私は

まさか渡部さんが手を繋いでくるなんて思ってなかったから

いつもの癖で袖を長めにしながら歩いてたんだよー。





なんて

1ヶ月以上経っても

こんな細かいとこまで私が思い出してるなんて

渡部さんは知る由もないでしょうね。


渡部さんはきっと忘れてることでしょう。




さて!


渡部さん

今日もお仕事おつかれさまでした。


またそのうち、会いたいね。

またいつか、手を繋いでね。