泥んこ道をふたりで

そんなことあったねと笑おうよ

さっき

渡部さんと

電話したのです。


夢じゃなくて


本当に。



もっと感激してしまうはずの

奇跡のような

すごいことなのに・・・


なんかものすごく


普通で・・・


びっくりするくらい


普通に話したのです。



1年以上

ずっと

話してなかったのに



私がどれだけ

渡部さんの声を聞きたくて

話したくて

こんなふうに電話できる日を

ずっと ずっと 心待ちにしてたのに



すごく普通に


というか、自然に


話しました。


45分間くらい。



それはまるで

最後に会ったときと

まったく変わらなくて。





たまたま

夜 時間ができたから


思い立って勢いで


『電話しても大丈夫ですか?』とLINEしたら


『いいよ!』って返事がきて


それで、電話しました。


信じられないよ。

こんな簡単にできるもの?

あんなに悩んでた日々はなんだったんだ?


あまりにも

なにも変わってなくて


『ねえ、私たち1年以上ぶりに

会話してるんだよね?』


『全然そんな感じしないよね』


って何度も言い合った。




そうなの。


なにひとつ変わってないの私たち。


どんなに空白があっても


きっとなにも変わらないんだってそう気づきました。


私は、なにかが変わる春にしたいって

思っていたけど


もともと

なにも変わってなかったの。


ただ

連絡を取ってなかったってだけで。







とっても不思議な私たち。


でもこれが私たち。



すぐには無理だけど


夏になる前に

会えるみたいです。




なんかまだ

実感がないです。